支援し続けてよかった

大気裁判勝利をめざす大田連絡会
加藤 郁子

 3月1日、トヨタ東京本社前座り込み行動(第2弾)の初日。
 私はいつものようにビラを配っていた。すると、結構年輩の男性が「みなさんは何ですか?」と聞いてきた。私は、「車の排ガスでぜん息になってしまった方々が、トヨタに謝罪と賠償を求めて、命がけで座り込んでいます」と答えた。その男性は、「知らなかった。自分は昔、大学の教授であった。年は80歳を越えている。数十年ぶりに東京に出てきた。大変なことですね。こういう問題は、国とトヨタが動けばすぐ解決するのに。私にはまだ現職の教え子がいる。みんなに話してみる。」と言われ、私に対しても「あなたも身体に気をつけてがんばってください」と言って去って行かれた。
 私はその後姿をみながら、こんなこと滅多にないこと思い、小春日和のような暖かな気分となり、この闘いを支援し続けてよかったとしみじみ思いました。

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